2026/1/10 赤桐
タンザニアでプレイされているトリックテイキングゲームです。 ポルトガルのビスカ(Bisca)というゲームと関連があるようです。 イタリアのブリスコラとも似ています。
ルールはPagat.comによります。
2人、3人、4人、6人。
4人のときは向かい合った2人がチームになります。 6人のときは、2チームに分かれても、3チームに分かれてもかまいません。 2チームのときは1人おきで3人がチームになり、3チームのときは2人おきで2人がチームになります。 あるいは、4人や6人でも個人戦で行うこともできます。
普通のトランプから2、8、9、10を除いた36枚のカードを使います。 ジョーカーは使用しません。
各スートのカードの強さの順序、点数、スワヒリ語の名前は次のようになります。 (ポルトガルのカードの影響でJはQより強くなっています。)
| カード | A | 7 | K | J | Q | 6 | 5 | 4 | 3 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 点数 | 11点 | 10点 | 4点 | 3点 | 2点 | 0点 | 0点 | 0点 | 0点 |
| スワヒリ語名 | Dume | Jike | Mzungu | Ngarasha | |||||
| 意味 | 男 | 女 | よそ者 | ごみ | |||||
最初のディーラーは任意の方法で決めます。 通常はゲームを主催する人が最初のディーラーになります。
次回のディーラーは、前回勝ったプレイヤーになります。チーム戦のときは前回勝ったチームの誰かを話し合いで決めます(交代していくのが望ましい)。 引き分けときは、前回のディーラーが引き続きディーラーになります。
ディーラーは右隣のプレイヤーから時計回りの順に5枚ずつまとめて各プレイヤーに配ります。 残りのカードは山札として裏向きにテーブルに置きます。
ディールが終わると、ディーラーの右隣のプレイヤーから反時計回りの順に手札から1枚のカードを表向きに自分の前に出します。 ただし、ディーラーとそのチームのプレイヤーはこれを行いません。 出すカードは今までに出されたカードと異なるスートのカードでなければなりません。 (出すのは義務ですが、異なるスートを出せないときは、出しません)。 これをオテア(Otea)と呼びます。
そのあと、ディーラーは山札の一番上を表にします。 これが切札表示カードとなり、このスートが切札になります。
切札表示カードとオテアで出したカードとが同じスートだった場合、その2枚は交換され、オテアのカードが新しい切札表示カードとなります。 (プレイヤーの不利になっても、交換は行わなければなりません)。 切札表示カードは、山札の一番下に、インデックスが見えるように90度曲げて置きます。
オテアで出したカードは、交換されたカードも含め、手札に戻します。
ディーラーの右隣のプレイヤーが最初のリードをして、 トリックテイキングのプレイをします。 プレイの順序は反時計回りです。
このゲームではフォローの義務がないので、どのカードをプレイしてもかまいません。
他のトリックテイキングゲームと同じように、切札がプレイされていたら最も強い切札を出したプレイヤー、そうでなければリードされたスートで最も強いカードを出したプレイヤーが勝ちます。 勝ったプレイヤーが次のリードを行います。 各チームは獲得したカードを裏向きに積み重ねます。
トリックに勝ったプレイヤーは山札が残っていれば山札から1枚取ります。他のプレイヤーもその右隣から反時計回りの順に1枚ずつ取っていきます。 そのあとリードをして次のトリックのプレイとなります。 山札がなくなったあともプレイを続け、山札も手札もなくなったら、プレイ終了です。 (切札表示カードも、最後には、山札として扱われます。)
なお、このゲームでは、トリックに勝ってカードを取得することを「食べる(kula)」と言います。 また、Aで同じスートの7を取ることを「結婚する(ndoa)」と言います。
プレイが終わると、取ったカードの点数を計算します。チームの点数は合計します。
最も多い点数を取った取ったチーム(個人戦ならプレイヤー)が、そのディールの勝者になります。 同じ点数の場合は勝者がなく、引き分けになります。
基本的には勝者は1ゲーム点を獲得します。 ただし、以下の場合は2ゲーム点を獲得します。
ゲーム終了の条件は特に決まっていないようです。
2026年1月10日、なかよし村でプレイしました。
フォローの義務のないトリックテイキングは難しいです。 運の要素も強いのですが、考えることも多くあり、確率から考えて決断しなければなりません。 とはいえ、楽しくプレイできました。
私のグループは6人を2チームにしてプレイして、面白かったですが、3人でプレイしていたひとはそれほど面白そうでありませんでした。 2人や2チームで行うほうが面白そうです。
オテアのルールはちょっとした遊び程度の意味しかありません。 悪くはありませんが、それがないブリスコラのほうがシンプルで良いようにも思いました。