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カクタス(Cactus)

2020/4/4 赤桐

4枚ゴルフの一種ですが、特別な力を持つカードがあるゲームです。 カナダのバンクーバーなどでプレイされています。

ルールはPagat.comによります。


プレイヤー

2人以上8人くらいまでプレイできます。 8人以上の場合にはカードを2パック以上使うこともできます。

カード

52枚の普通のトランプを使います。

ディール

最初のディーラーは任意の方法で決めます。

ディーラーは各プレイヤーに1枚ずつ4枚のカードを配りますが、 配ったカードは2x2の長方形に裏向きに置きます (これをレイアウトのカードと呼ぶことにします)。

残ったカードはテーブル中央に置き、山札(Stock)とします。 山札の横には捨て札を置く場所がありますが、最初は空です。 捨て札は重ねて置かれ、捨て札の山となります。

プレイが始まる前に、各プレイヤーはレイアウトのカードのうち2枚のカードだけを見ることができます。 どのカードでもかまいません。もちろん他の人には見せません。 見たら裏向きにカードを戻します。プレイが始まったらこのカードを見ることはできません。

レイアウトのカードは、プレイでそのカードを交換して捨て札するときか、プレイ終了後にしか見ることはできません。

プレイの目的

自分のレイアウトにできるだけ点数の少ないカードを置くのがプレイの目的です。

プレイ

ディーラーの左隣のプレイヤーから時計回りの順に、次の順序でプレイを行います。

1. ドロー

山札または捨て札の山の一番上のカードを取ります。 もちろん最初のブレイでは捨て札はないので、取ることはできません。

ドローしたカードは見ることができます。

2. 交換

取ったカードは、自分のレイアウトのカードのどれかと交換することができます。 取ったカードを交換するカードの位置に裏向きに置き、そこにあったカードを手に取ります。

交換前にレイアウトのカードを見ることはできません。 交換後もレイアウトに置いたカードは見ることはできません。

山札からカードを取ったときは交換は行わなくてもかまいませんが、捨て札の山から取ったときは必ず交換しなければなりません。

3. 捨て札

交換したカードは表向きにして捨て札の山の上に 置きます(捨て札します)。

山札からカードを取ったときは、取ったカードを そのまま捨て札してもかまいません。

4. パワーカードの効果を使う

捨てたカードが、パワーカード(特殊な効果のあるカード)であるときは、 その効果を使うことができます。

ただし、そのカード(物理的に同一のカード)の効果が他のプレイヤー(または自分)によって既に使われていた時は、 効果を使うことができません。

5. カクタス

自分の番の最後に「カクタス」と宣言することができます。 プレイの終了の宣言です。 その後、他のプレイヤーが順に1回ずつプレイを行ったあと、プレイが終了します。

パワーカード

10 はパワーカードです。 効果は次のようになります。

特別ルール

誰かが捨て札したとき、捨て札されたカードが自分のレイアウトのカードと同じランクのカードのときは、 順番にかかわらず誰でも、そのカードを捨て札の上に置くことができます。 これによって自分のレイアウトの枚数が減ります。

置いたカードが同じランクでなかったときは、それをレイアウトに戻し、 さらに山札から2枚のカードをレイアウトに追加しなければなりません(そのカードを見ることはできません)。

2人以上が捨て札の上にレイアウトのカードを置こうとしたときは、最初に置いたプレイヤーだけが有効です。 このため、置くときには裏向けのままで置き、そのあと表向きにしたほうが良いでしょう。

最初に置いたカードが間違っていた時に他のプレイヤーが置けるかどうかはPagat.comのルールでは不明でした。 どうするかプレイの前に決めておいてください。

罰点

カクタスがあってプレイが終了したら、各プレイヤーは自分のレイアウトのカードを表向きにして、 そのカードの点数の合計点を数えます。これがそのディールの罰点の基礎点となります。

点数は次の通りです:

カクタスを宣言したプレイヤーが他の誰よりも低い合計なら(同点ではだめ)、そのプレイヤーの罰点は0点になります。 そうでないときは、そのプレイヤーの罰点は10点増加します。

カクタスを宣言していないプレイヤーが、カクタスを宣言したプレイヤーより低い合計点か同点のとき、 そのプレイヤーの罰点合計は0点になります。 そうでないときは、普通にカードの点数の合計が罰点となります。

ゲーム

罰点が最も低いプレイヤーが次のディールで最初にプレイします。 同点のときは、カードをドローして決めます。

誰かの累計罰点が100点に達するまでディールを続けます。 最も累計罰点の少ないプレイヤーが勝者です。


2020年4月4日に、なかよし村でプレイしました。

同じランクのカードを捨てることができるというルールが強烈でした。 落ち着いてプレイできないというのはありますが、楽しくプレイできました。

私のグループではカクタス宣言をすると不利になるので、非常に遅くにしか宣言しませんでしたが、 他のグループではカクタス宣言が積極的にされていました。 それにしても、カクタス宣言の不利が大きすぎるように思います。