2019/9/7 赤桐
アフガニスタンのゲームです。イギリスのクラッシュというゲームと似ています。
ルールは http://www.pagat.com によります。
普通の52枚のトランプを使います。ジョーカーは使いません。
カードのランクはA、K、Q、J、10、9、8、7、6、5、4、3、2の順です。
4人。
3枚のカードが1セットになります。各セットには次の役が必要です。強い順に説明します。
スリーカード: 同じランクの3枚のカードです。 スリーカードどうしを比べるときは、強いランクのカードのスリーカードのほうが強くなります。 ただし、3のスリーカードが最強になります(注1)。その次はAのスリーカードです。
ストレートフラッシュ: 同じスートの続き札です。 例えば6-5-4などです。 Aは上にも下にも使えるので、A-K-Qでも3-2-Aでも使えます。 ただし、2-A-Kとはできません。 ストレートフラッシュどうしを比べるときは、各手札の最も強いカードを比べて、強いランクのカードがあるほうが強くなります。 ただし、最強のA-K-Qの次に、3-2-Aが来ます(その次はK-Q-Jです)。
ストレート 続き札です。同じスートでなくてもかまいません。 例えばQ、J、10とかです。 Aのつながり方や、ストレートどうしの比較はストレートフラッシュと同様です。 (最強のA-K-Qの次に、3-2-Aが来ます。)
フラッシュ(Flush): 同じスートのカード3枚です。続き札である必要はありません。 フラッシュどうしを比べるときは、各手札の最も強いカードを比べて、強いランクのカードがあるほうが強くなります。 同じランクならば、2番目に強いカードを比べて、強いランクのカードがあるほうが強くなります。 それも同じならば最も弱いカードを比べます。
無関係: 3枚のうちに、同じスートのものも、同じランクのもの含まない組み合わせです。 無関係どうしは、フラッシュと同様に比べます。
最初のディーラーは任意の方法で決めます。
各プレイヤーは、ディールの前に、1チップずつプール(共有のチップを置く場所)に置きます。
ディーラーは時計回りに1枚ずつ全部のカードを配ります。 各プレイヤーの手札は13枚になります。
同じランクの4枚のカードを配られていたプレイヤーがいたら、そのプレイヤーの勝ちでプレイは終了します。 そのプレイヤーはプールの4チップをもらい、次のディーラーになります。 同じランクの4枚のカードを配られていたプレイヤーが2人以上いたら、最も強いランクの4枚を持っているプレイヤー(だけ)が勝ちます。 4の4枚が最強で、A4枚が続きます。(注2)
それ以外の場合、各プレイヤーはまず自分の手札を3枚ずつの4セットに分け、自分の前にきちんと並べます。 残った1枚は裏向きに捨て札します。
各セットの3枚には必ず役がなければなりません。役を作れないときは、 4セットではなく、3セットかそれ以下しか作らないで、残りを捨て札します。
並べるときは、役が強いものから順に並べます。
全員の捨て札が終わったら、ディーラーの右隣のプレイヤーから反時計回りの順に、 自分の最も強い役のセットをオープンします(表向きにします)。
最も強いセットをオープンしたプレイヤーがその回の勝ちとなり、1チップをプールから取ります。 最も強い同じ強さのセットがあった時は、先にオープンしたプレイヤーの勝ちとなります(注3)。
次の回は、勝ったプレイヤーから順に行います。やはり、自分のセットの中で最も強いセットをオープンしなければなりません。
こうして、4回のプレイを行ったら、プレイ終了です。 作ったセットが3セット以下のプレイヤーは、作ったセットがなくなったら、プレイに参加できません。
最後の回に勝ったプレイヤーが、次のディーラーになります。
Pagat.comへの情報提供者であるGyula Zsigri氏の推測です。 もしかしたら、3は特別に強くないのかもしれません。
同様にGyula Zsigri氏の推測です。 もしかしたら、4は特別には強くないのかもしれません。
同様にGyula Zsigri氏の推測です。
これもアフガニスタンのゲームですが、パキスタンのアフガニスタン人の難民がアフガニスタンに持ち帰ったと言われっています。
チョーボリと非常に似たゲームです。
普通の52枚のトランプを使います。
3人または4人。まず3人プレイを説明します。
役の種類と強さの順位はチョーボリと同じです。
ただし、ストレートフラッシュやストレートのとき、3-2-Aが最強で、次に5-3-2で、A-K-Qがその次になります。 (5-3-2をラムチと呼び、ストレートフラッシュやストレートになります)。
ディールの前に各プレイヤーは5枚のチップをプールに入れます。
ディーラーは各プレイヤーに17枚のカードを配ります。 残った1枚は表向きに中央に置かれますが、ダイアモンドの2を持っているプレイヤーは、 それをテーブル中央に置かれたカードと交換することができます。
手札を5つのセットに分け、チョーボリと同様にプレイを行います。 ただし、1回目に勝ったプレイヤーは1チップをプールから取り、 2回目、3回目、4回目、5回目に勝ったプレイヤーは、それぞれ2チップ、3チップ、4チップ、5チップを取ります。
プールには5チップずつ入れ、13枚のカードが配られます。 手札を4つのセットに分け、4回戦を行います。 1回目、2回目、3回目、4回目に勝ったプレイヤーは、それぞれ2チップ、4チップ、6チップ、8チップを取ります。
2019年9月7日、なかよし村でプレイしました。
弱い手でも上手く組み合わせれば後のほうで勝てることもあり、なかなか頭を使うゲームです。