８-９-１０など）。 ＫとＡはつながるので、Q-K-A-２というような続き札も可能です。2022/11/5 赤桐
ヤニブの元になったネパールのゲームです。
ルールは主に Board and Card Game Thouths に拠ります。
2人〜6人。4人〜6人がベスト。
普通の52枚のトランプを使います。ジョーカーは使いません。
カードの点数は次のようになります：
| カード | 点数 |
|---|---|
| Ａ | 1点 |
| ２〜１０ | 数字通りの点数 |
| Ｊ | 11点 |
| Ｑ | 12点 |
| Ｋ | 13点 |
最初のディーラーは任意の方法で決めます。 次回からは、時計回りに交代します。
ディーラーは各プレイヤーに1枚ずつ5枚のカードを配ります。 残りのカードはテーブル中央に置いて山札となります。
カードを配ったプレイヤーの左隣のプレイヤーが最初のプレイを行います。
このプレイヤーから時計回りの順に次のどちらかのプレイを行います。
プレイヤーはまずテーブルの自分の前のところに捨て札を行います。捨て札できるのは次のどれかです：
８-９-１０など）。 ＫとＡはつながるので、Q-K-A-２というような続き札も可能です。次に1枚のカードを取ります。カードを何枚捨てても取るのは1枚だけです。次のどれかのカードを取ることができます：
ラミーと違って先に捨て札を行うことにご注意ください。
プレイの途中で山札が1枚もなくなったら、次のプレイヤーのプレイの前に、直前のプレイヤーの捨て札以外の捨て札を全部取ってシャッフルして山札とします。
自分の番の始めに手札の点数の合計が5点以下だった場合、プレイ終了を宣言することができます（しなくてもかまいません）。 自分の最初の番のプレイのときには、合計が15点以下ならプレイ終了を宣言できます。
終了宣言した場合、自分もプレイすることはできず、直ちにプレイ終了となります。プレイしてからその番で終了宣言することはできません。
終了宣言があると、全員が手札を公開して、自分の点数を合計します。
終了宣言したプレイヤーと同じかそれより少ない点数のプレイヤーがいなければ、終了宣言したプレイヤーは0点の罰点、他のプレイヤーは自分の点数が罰点となります。
そうでない場合には、終了宣言したプレイヤーは自分の点数に20点を加えた点数が罰点になります。 他のプレイヤーで最も点数の少ないプレイヤーの罰点が0になります（同点なら枚数の少ないプレイヤー、それも同じならそのプレイヤー全員）。 それ以外のプレイヤーは自分の点数が罰点となります。
累計点が200点を超えたプレイヤーはゲームから抜け、残りのプレイヤーでプレイを続けます。こうして最後に残ったプレイヤーが勝者となります。
最後のディールで全員が200点を超えてしまった場合には、累計点の小さいプレイヤーが勝者です。累計点が同じなら、累計点が異なるようになるまでプレイを続けます。
Pagat.comでは反時計回りにプレイなどを行うとなっています。 おそらくこのほうがネパールの伝統的なルールではないかと思いますが、 “Board and Card Game Thouths”の著者がネパールの友人から聞いたルールは、本文のように時計回りだったようです。
ディーラーの交替方法については“Board and Card Game Thouths”には書かれていませんでした。 ディーラーの左隣のプレイヤーが最初のプレイを行うということが書かれていたので、時計回りに交替するのが最も合理的だと考えて本文に書いています。
ただ、“Board and Card Game Thouths”の著者の友人はそのようにプレイしていたかもしれませんが、 ヤニブのルールと同様に、前回勝ったプレイヤーが最初にプレイするというのが主流かもしれません。 Pagat.comでもそのようになっていました。
Pagat.comではカードの点数を本文のようにするほかに、キング：10点、クイーン：10点、ジャック：0点とするルールも紹介していました。 ヤニブと同様にジョーカー2枚を入れて、キング：10点、クイーン：10点、ジャック：10点、ジョーカー：0点とすることもあるようです。
2022年11月5日、なかよし村でプレイしました。
ヤニブと同様に、楽しく遊べました。 5点以下というのは結構厳しく、とくに山札をシャッフルしなおした後では、なかなな達成できませんでした。