2011/12/3 赤桐
カメルーンで非常にポピュラーなファミリーゲームだということです。
ルールは John McLeod氏のホームページ(http://www.pagat.com/)によります。
2人〜10人。
2枚のジョーカーの入った普通のトランプを使います。
各スートのカードの強さは: (強)ジョーカー、A、K、Q、J、10、9、8、7、6、5、4、3、2(弱) の順です。
最初のディーラーは任意のやり方で決めめます。 次回からは、前回負けたプレイヤーがディーラーになります。
ディーラーは右隣のプレイヤーから配り始め、各プレイヤーに1枚ずつ全部のカードを反時計回りに配ります。 プレイヤーの手札の数が同じにならないこともありますが、問題ありません。
トリックテイキングゲームと似ていますが少し違います。切札はありません。次のようにプレイを進めます:
ディーラーの右隣のプレイヤーがまず手札から自由に1枚のカード選び、表向きにテーブル中央に出します。これをリードと呼びます。
他のプレイヤーは、リードしたプレイヤーの右隣から反時計回りの順に、1枚ずつカードをテーブル中央に出します。このとき、リードされたカードのスートと同じスートのカードを持っていれば、そのスートのカードを出さなければなりません。そのスートのカードが2枚以上あれば、そのうち1枚を出します(どれを選んでもかまいません)。リードされたスートを持っていなくて、ジョーカーを持っていたら、ジョーカーを出してもかまいませんが、出さなくてもかまいません。
リードされたスートもジョーカーも持っていない場合、または、リードされたスートがなくてジョーカーを持っているけれどジョーカーを出さないことにした場合には、そのプレイヤーの前で1回の勝負(トリックと呼びます)が終わります(このプレイヤーとそれ以降のプレイヤーはプレイしません)。全員がリードされたスート(またはジョーカー)を出した場合には、各プレイヤーが1枚ずつ出したときにトリックが終わります。
出されたカードの中で、最も強いカードを出したプレイヤーがトリックに勝ちます。ジョーカーは最も強いカードですが、ジョーカーが2枚同じトリックに出たときは、最初にジョーカーを出したプレイヤーがトリックに勝ちます。トリックでプレイしなかったプレイヤーがいたら、そのプレイヤーはトリックに出されたカードのうち1枚を選んで自分の手札に入れます。(トリックで最初にプレイしなかったプレイヤーだけです。それ以降のプレイヤーはこのようにはしません。)
勝ったプレイヤーは、手札から自由に1枚を出して、次のリードを行い、同じようにプレイを進めます。
ジョーカーがリードされた場合は、他のプレイヤーはどのカードを出してもかまいませんが、必ずリードされたジョーカーが勝ちます。
手札がなくなったプレイヤーは、もうプレイに参加しません。トリックに勝ったプレイヤーの手札がなくなって、次のリードができない場合には、次にリードするプレイヤーは次のようになります。
最後に1人だけ手札を残したプレイヤーの負けになります。負けたプレイヤーは次回以降のディールには参加できません(次回のディーラーは務めますが)。 ただし、残った全員の手札が最後のトリックでなくなった場合には、引き分けになり、敗者はいません。
最後まで敗者にならなかったプレイヤーの勝ちとなります。
残った全員の手札が最後のトリックでなくなった場合、つまり引き分けに終わった時、次のディーラーが誰になるかは書かれていませんでした。 前回のディーラーの右隣などと決めておけばよいでしょう。