2024/5/11 赤桐
インドネシアでプレイされているゲームです。レング(Leng)とも呼ばれます。
ラミーに似たゲームですが、山札からのドローを行わないという特異なルールがあります。
ルールはPagat.comに拠りました。
4人~6人。手札の数を調整すれば、他の人数でも可能。
普通の52枚のトランプ2組に4枚のジョーカーを加えた108枚のカードを使います。
カードの続き順はA、2、3、4、5、6、7、8、9、10、J、Q、K、Aです。
特定の組み合わせのカードのことです。 プレイのときには、メルドを作ってテーブルに出すか、テーブルにあるメルドにカードを付け足す必要があります。
メルドには次の2種類があります。
1.ラン(シークエンス)
同じスートの3枚かそれ以上の続き札のことです。例えば、9、10、Jの3枚はランになっています。
AはA-2-3やQ-K-Aと続きますが、K-A-2とは続きません。
2.セット(POK)
3枚またはそれ以上の枚数の同じランクのカードです。 例えば、K-K-Kの3枚はセットになっています。
同じマークのカードを含んでもかまいません。例えば8-8-8などでもかまいません。
ジョーカー4枚とA2枚はワイルドカード(代札)です。 ランで他のどのカードの代わりにも使えます。 例えば、9-ジョーカー-Jはランになります。 セットには使えません。
1つのメルドにワイルドカードは1枚だけ使えます。
Aは普通のカードとしても使えます。 ワイルドカードだけのメルド(セット)は作ることができません。
最初のディーラーは任意の方法で決めます。 次回からは時計回りに交替します。
ディーラーは次の枚数のカードを配ります。
プレイヤー数 | 配る枚数 | 配り残りの枚数 |
---|---|---|
4人 | 24枚 | 12枚 |
5人 | 20枚 | 8枚 |
6人 | 16枚 | 12枚 |
最初にディーラーの左隣のプレイヤーがプレイし、そのあと時計回りに1人ずつプレイします。
最初の1周では、各プレイヤーは手札から3枚以上のランを作ってテーブルに出さなければなりません。 出せなければプレイから抜けます。手札はそのまま保存します。
次の周回からは各プレイヤーは次のどれかを行わなければなりません。 行うことができなければプレイから抜けます。 (最後の1人になっても、手札がなくなるか、プレイができなくなるまで続けます。)
あるいは、上記1,2を組み合わせていくつか行ってもかまいません。
誰かの手札がなくなったらプレイ終了です。
全員がプレイから抜けたときもプレイ終了となります。
各プレイヤーは残っている自分の手札のカードの点数を数えます。 プレイから抜けたプレイヤーは、抜けたときの手札を数えます。 各カードの点数は次のようになります。
カード | 点数 |
---|---|
A | 40点 |
ジョーカー | 20点 |
A(A以外) | 11点 |
J、Q、K | 10点 |
2〜10 | その数字の点数 |
点数の最も少ないプレイヤーから順に順位をつけます(もちろん手札のなくなったプレイヤーは1番になります)。
あるいは、点数に応じて勝者に支払いを行います
次の点はPagat.comの筆者の推測により書かれています。
また、次の点は私の推測です。
2024年5月11日、なかよし村でプレイしました。
ドローを行わないラミーゲームで、手札が多くて大変ですが、みんなで盛り上がってプレイできました。
何度もプレイする場合には、順位を点数にして、それを加算するのが良いようです。 最初の1周で出せなくて脱落することも多いので、手に残った点数をそのまま罰点にすると、運による不公平感があります。