2002/12/7赤桐
David Parlett氏が作ったカードゲームです。一種のトリックテイキングゲームですが、ハートと同じように、なるべく点数を取らないように、つまりトリックを勝たないようにするゲームです。
インターネットの http://www.davidparlett.co.uk/ で紹介されています。
2人〜4人。まず4人のゲームを紹介します。
普通の52枚のトランプを使います。
カットして最高位のカードのプレイヤーが最初の ディーラーになります。ディーラーは ディールごとに左隣のプレイヤーに移ります。
ディーラーは、ディーラーの左隣から時計回りに、3枚-3枚-3枚-3枚-1枚ずつまとめて全部のカードを配ります。各プレイヤーの手札は13枚になります。
ディーラーの左隣のプレイヤーが最初のリードをして、普通のトリックテイキングゲームと同じようにプレイを行いますが、フォローの義務がないので、どのカードをプレイしてもかまいません。
場に出ているカードに次のようなマッチ(組み合わせ)があった場合、最後にマッチの一部になるようなカードを出したプレイヤーがトリックに勝ちます。
上記のマッチがない場合には、最も強いカードを出したプレイヤーがトリックに勝ちます。カードの強さはランクで決まり、強いものから順にA、K、Q、J、10、9、8、7、6、5、4、3、2になります。
トリックにマッチがあった場合には、各マッチについて次の点数があります。
2枚の同じスートのカード | 10点 |
2枚の同じランクのカード(ペア) | 20点 |
3枚の同じスートのカード 3枚の同じランクのカード 3枚のラン |
30点 |
4枚の同じスートのカード 4枚の同じランクのカード 4枚のラン |
40点 |
トリックを取ったプレイヤーは、トリックに含まれるマッチの点数を合計して得点します。正確に言えば、トリックに含まれる最も枚数の多い同じスートのカードの点数と、最も枚数の多い同じランクのカードの点数と、最も枚数の多いランの点数を加えたものです。さらに、2枚の同じスートのカードが2組あったり、2枚の同じランクのカードが2組あったりした場合には、もう1組の分の点数も加えます。
点数を取ったプレイヤーは、取ったトリックのカードから、10点につき1枚のカードを裏向きにして自分の前に置き、他は捨て札します。(50点以上の場合には捨て札の山から点数分になるようにカードを持ってきます。)
トリックにマッチがなかった場合には、勝ったプレイヤーは、トリックに含まれている最も弱いカードの数字の分だけ得点します(ジャック以上の絵札が最も弱くなることはありえません)。
この場合には、その最も弱いカードを表向きにして自分の前に置き、他は捨て札します。
プレイが終わったら、自分の前の点数のカードを見てスコアシートに得点を書きます。もちろん裏向きのカードは1枚10点、表向きのカードはその数字が得点です。
8ディールが終わって、累計得点が最も少ないプレイヤーが勝ちます。
あるいは、誰かが250点に達したらゲーム終了というようにしてもかまいません。