トップに戻る

ポッホ(Poch)

2026/2/10 赤桐

ドイツでよくプレイされている家庭ゲームですが、非常に古い歴史のゲームです。 15世紀にプレイされていたことが知られています。 フランス、イギリス、アメリカなどでもプレイされていて、Poch、Pochspiel、Pochen、Poque などと呼ばれます。 ルールの細かい違いも色々あります。

ここで紹介するルールは、David Parlett氏の”The Penguin Book of Card Games”などに拠ります。


プレイヤー

3人~6人。

カード

各スートの10の32枚のカードを使います。

ゲーム盤

次のような9つの表示のあるボードを使います。それぞれの表示のそばにはチップを入れるための窪み がついています。

つまり:「エース」、「キング」、「クイーン」、「ジャック」、「10」、「マリッジ」(キング+クイーン)、「シークエンス」、 「ポッヒャー」(ジョーカー)、中央の窪み、です。

ディール

ディールの前に、各プレイヤーは上記の9つの窪みに1チップずつポーカーチップを入れます。

ディーラーは1枚ずつカードを配り、1枚のカードを残して他の全部のカードを配りきります。 プレイヤーの手札の数が同じでなくてもかまいません。 最後のカードは表向きにします。 このスートが「支払いスート」となります。

最初のステージ

支払いスートのエース、キング、クイーン、ジャック、10を持っているプレイヤーは、そのチップをもらいます。 支払いスートのキングとクイーンを両方持っているプレイヤーは、さらに、「マリッジ」のチップをもらいます。 支払いスートのを全部持っているプレイヤーは、「シークエンス」のチップをもらいます。

支払いが行われなかったチップは、次のディールに持ち越されます。

2番目のステージ

次に、自分の手札の強さを基に、ディーラーの左隣から順に、ポーカーと同じようにベットを行います。 チェックはありません。 オープニング・ベット、コール、レイズ、フォールドが可能です。

ベットを行うには手札に2枚以上の同じランクのカードが必要です。 それがないプレイヤーはビッドに参加できません(フォールドします)。 強さは次のように決まります。

  1. 同じランクのカードの枚数が多いほうが強い手札です。
  2. 枚数が同じなら、ランクの強いほうが強い手札です。ランクは強いものから10です。
  3. それも同じなら、支払いスートを含んだほうが強い手札になります。

なお、ポーカーのツー・ペアのような役はないので、手札のうち最強の同ランクカードだけが問題になります。

全員のベッドが同じになったら、フォールドしていない参加者が手札の同じランクのカードを公開し、最も強いプレイヤーがベッドされたチップおよび「ポッヒャー」のチップをもらいます。 フォールドしていない参加者が1人だけの場合も、手札の同じランクのカードを公開しなければなりません。

全員がフォールドした場合は、「ポッヒャー」のチップは次のディールに持ち越されます。

3番目のステージ

まず、2番めのステージに勝ったプレイヤーが自由に1枚をプレイします。 全員がフォールドしていた場合は、ディーラーの左隣のプレイヤーがこれを行います。

このカードと同じスートで1つランクの上のカードを持っているプレイヤーは、それを出さなければなりません。 このようにして、誰も上のランクのカードを出せなくなるまで続けます。 1人のプレイヤーが続けてプレイしてもかまいません。 誰も出せなくなったら、最後に出したプレイヤーが自由に1枚を出して、同じようにプレイを続けます。

最初に1枚も手札がなくなったプレイヤーが勝ちとなります。 このプレイヤーは中央の窪みのチップをもらうだけでなく、各プレイヤーからそのプレイヤーの残っている手札の数だけのチップをもらいます。

ゲーム

プレイが終わったら、ゲーム盤に残っているチップはそのままにして、各プレイヤーは1チップずつそれぞれの窪みにチップを入れて、次のディールを始めます。

通常、誰かのチップがなくなったら、そのディールでプレイ終了です。 ゲーム盤にいれるチップが不足するプレイヤーがいる場合も、そのディールはプレイしないで、終了します。

終了した時、ゲーム盤に残っているチップは誰のものにもなりません。手持ちのチップの数を比べて、最も多いプレイヤーの勝ちとなります。