2006/1/7 赤桐
John McLeod氏のホームページ(http://www.pagat.com/)に記されているゲームです。アメリカのイリノイ州に住んでいる家族が1930年ごろからプレイしているゲームだそうですが、この地方か他の地方(国)の伝統的なゲームだと思われます。
3人。
通常の52枚のトランプを使います。
(強)A、K、Q、J、10、9、8、7、6、5、4、3、2(弱)の順です。
最初の ディーラーは 任意のやり方 で決めます。ディーラーは ディール ごとに左隣のプレイヤーに移ります。
ディーラーは、左隣のプレイヤーに1枚配り、次にピックアップ(Pickup)と呼ばれるところに1枚配り、右隣のプレイヤーに1枚配った後、自分に1枚配ります。これを13回繰り返します。(ピックアップに配る順序はこの通りでなくてもかまいませんが、最後に配るのはディーラーでなくてはなりません。また、同じ順序で繰り返さなくてはなりません。)
プレイの前に各プレイヤーは自分の手札とピックアップのカードとの交換を行うことができます。
交換はディーラーから時計回りの順に行います。
各プレイヤーは自分のカードを何枚でも裏向きに捨てた後で、同じ枚数のカードをピックアップから取ります。もちろんピックアップに残っている枚数以上を捨てることはできません。
交換はピックアップのカードが残っていて交換を希望するプレイヤーがいる限り、何周でも行われます。
このゲームは3ディールずつのラウンドを4回行います。各ラウンドの切札は次のようになります。
第1ラウンド: 切札のスートはディールの前にカットして決めます。
第2ラウンド: 切札のスートは交換の前にディーラーが決めます。
第3ラウンド: 切札はありません。
第4ラウンド: 切札はありません。ナロー(Nullo)と呼ばれます。
第1ラウンド〜第3ラウンドのプレイの目的はできるだけたくさんのトリックを取ることです。ディーラーは6トリック、ディーラーの左隣は4トリック、ディーラーの右隣は3トリックが基準点となります。取ったトリック数から基準点を引いたものがそのディールの得点となります。
第4ラウンドのプレイの目的はできるだけトリックを取らないことです。ディーラーは3トリック、ディーラーの左隣は4トリック、ディーラーの右隣は6トリックが基準点となります。基準点から取ったトリック数を引いたものがそのディールの得点となります。
最初のリードはディーラーが行います。プレイは時計回りです。
通常のトリックテイキングゲームのルールに従ってプレイします。つまり:
12ディールが終わって、累計点の最も高いプレイヤーが勝ちです。
2006年1月7日になかよし村でプレイしました。まあまあ面白い普通のゲームという感じです。カードゲームの入門用としては良いかもしれません。
基準点が席順によって違っているのは、結局全員が同じ回数だけディーラーになるので、無意味なのですが、目安としては良いかもしれません。また、ゲームが途中で終わってしまったときには意味を持ってくるでしょう。